東京6大学野球の早稲田大学と慶応大学による優勝決定戦が3日、神宮球場で行われる。ファンは、「早稲田の斎藤佑樹投手を見たいなと思って」、「やっぱり有終の美は飾らせてあげたいな、斎藤君にっていう」、「早稲田、絶対優勝してください。お願いします」などと話した。世紀の一戦を見ようと、神宮球場に集まった人々のこの大一番にかける思いは、選手と同じ様子だった。大学最後の登板を控える斎藤佑樹投手(22)の人気は相変わらずで、2日も練習場には多くのファンが詰めかけていた。斎藤投手は「(5年後この早慶戦を思い出すとしたら)やっぱり、いい思い出の出来事として、思い出したいですよね。そのためには、勝たなくちゃいけないと思っているので、キャプテンとしても、投手・斎藤佑樹としても、勝ちにこだわりたいと思っています」と話した。斎藤投手は、午前11時に神宮球場に到着し、多くのファンに見守られ、大学生活最後の、そして優勝が懸かったマウンドに上がる。また秩父宮ラグビー場で、関東大学ラグビーの対抗戦が行われるほか、国立競技場ではサッカーの2010Jリーグヤマザキナビスコカップの決勝が、午後2時5分にキックオフとなる。