24日夜、サッカーの国際親善試合・キリンチャレンジカップで韓国に惨敗した日本代表の岡田武史監督(53)が、突然「進退伺」を切り出した。しかし、25日は、進退伺について「冗談のつもりで言った」と語った。25日、メディアの前に立った岡田監督は「僕は全然知らなかったんだけど、大騒動になってるというから、余計なことを言うなって言われてね」と話した。岡田監督がこのように話したわけは、24日夜の会見にあった。24日夜、岡田監督は会見で、「『会長、(監督を)続けていいんですか? 会長もいろいろ言われますよ?』ということで、聞いたんです。(会長は)『やれ』ということだったんで」と話した。岡田監督の突然の進退伺は、24日夜の日韓戦後に飛び出した。24日のキリンチャレンジカップで、日本は前半6分に早々と先制点を決められると、中村俊輔選手(31)や本田圭佑選手(23)など、ほとんど見せ場をつくることなく完敗した。5万8,000人近くの観客の前で、ワールドカップ前、国内最後の試合を勝利で飾ることはできなかった。ゴールを決めた韓国の朴智星(パク・チソン)選手は、イギリスの名門、マンチェスター・ユナイテッドに所属している。10年前にはJリーグに在籍していたこともあり、試合後は日本語でインタビューに答え、「いい経験を持っている人はいるし、どんどん調子が上がれば、ワールドカップではいい経験をもらうんじゃないかと思います」と話した。日本を気遣うコメントをしたが、一部メディアによると、「日本は僕が京都にいた時より、確実に弱くなっている」と厳しく指摘しているという。試合後、サポーターからは、「不満です。大いに不満ですね」、「棄権した方がいいんじゃないかなっていうのはありますね。岡田辞めろ。岡田辞めた方がいいと思います」といった声が聞かれた。サポーターから厳しい声が上がる中、試合後の会見に臨んだ岡田監督は「会長にも一応、問いただし...、問いただしたんじゃなくて、(進退を)尋ねましたけど、『やれ』ということだったんで。前に進むしかないと思っております」と話した。本番まで3週間を切った段階でのまさかの進退伺に、報道陣からは「岡田さんの中で自信を失っているということなんでしょうか?」との質問が飛び出した。この質問に、岡田監督は少し笑みを浮かべ、「自信をなくしたとかそういうことじゃなくて、『会長、(監督を)続けていいんですか? 会長もいろいろ言われますよ?』...