2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会でベスト16進出を果たし、日本中を沸かせたサムライブルー、岡田ジャパンが1日夕方、帰国会見を行い、あらためて今回の激闘を振り返った。岡田武史監督(53)は「このチームは、本当に素晴らしいチームだったんで、もう1試合やらせてやりたかった」、「日本人の誇りを持って、脈々とつながってきている日本人の魂を持って戦ってくれた。この選手たちを本当に誇りに思います」と話した。本田圭佑選手(24)は「正直、達成感というよりは、残念な気持ちの方が強いですね」、「もっとハングリーに貪欲(どんよく)に練習し、いろいろな面で向上させていきたい」と語った。長友佑都選手(23)は「最後まで運動量で負けないとか、走り勝つという部分では(世界と)戦えるんじゃないかと感じました」と話した。長谷部 誠選手(26)は「このチームメートとそしてスタッフと戦えて本当に幸せでした」と語った。そして、岡田監督が「何か今野がね、最後にしゃべりたいことがあるって、さっき言っていたので」と振ると、今野泰幸選手(27)は「じゃあ、物まねやります。闘莉王さんの物まねで...『集まれぇ〜!』」と、田中マルクス闘莉王選手(29)の物まねを披露した。さらに、岡田監督は、ワールドカップ終了をもって指揮官辞任の意思を示唆した。岡田監督は「最後の仕事と思って、全身全霊を懸けて取り組んできました。ここから4年間、またやるというパワー、エネルギーは今の時点では、まったくとてもじゃないけどないです」と語った。4試合の激闘を終えて帰国した岡田ジャパンは、沸き起こる大きな拍手の中、これでチーム解散となった。