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TPP(環太平洋経済協定)について、慶応義塾大学・渡邊頼純教授の解説です。
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TPP(環太平洋経済協定)について、慶応義塾大学・渡邊頼純教授の解説です。
13日からAPEC首脳会議が始まりました。その焦点となるのが、TPP(環太平洋経済協定)への日本の対応ということになりますが、このTPPについて、慶応義塾大学・渡邊頼純教授に話を聞きました。(TPPのキーワードが、「ペアよりグループがお得!」ということだが、これはどういうこと?)前回もこの日本とメキシコの経済連携協定のお話をいたしました。その結果、アボカドとかマンゴーが日本で安く手に入るようになり、また、日本の自動車の輸出が増えたというお話をいたしました。ただ、貿易をさらに活発に行うには、より多くの国の参加が鍵となるということがございます。(実際の例を紹介する。エアバス社の航空機は、コックピットはフランス、主翼はイギリス、そして尾翼は主にスペインと、さまざまな国の部品が集まってできている。そして、これらの国が属するEUの中では、取引をする際に、関税がかからない。その結果、それぞれの国の持ち味をより発揮できる、消費者にとっては安くてよい製品が生まれる環境ができた。航空機1つとっても、これだけ多くの国がかかわっているわけだから、2国間で話し合うというよりも、まとまって話したほうが効率が良くなる)まさにそのペアよりもグループということだと思います。貿易を自由にする仲間が増えれば増えるほど、貿易のメリットは大きくなります。このような状況をAPECの中でも作り出そうとするのが、TPPなんですね。(このTPPへの参加は、そんなに急ぐ必要はないという声もあるが、参加を急ぐ理由というのは、何かあるのか?)実はですね、やっぱりこの交渉に早く参加することによって、さまざまなメリットがあるように思います。まずTPPは、すべての関税をゼロにするというのが大原則ですけれども、原則には必ず例外がつきものです。アメリカでさえ、砂糖であるとか、乳製品とか、やっぱり守りたいものがあるんですね。ですから、日本が守りたい農産品を例外扱いにする、そういう話し合い、交渉を行う可能性が出てくるわけです。(完全に例外がないというわけではないんですね?)その通りだと思います。もう1つは、日本の得意分野、これを売り込んでいけるということがあります。日本は工業製品だけではなくて、例えば運送サービス、教育サービス、インフラ、こういったようなところで強みを持っております。ですからこのサービス産業の分野などについても、早い段階から交渉を有利に進める、そのことが...
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Date Found: November 13, 2010
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