女子プロ野球リーグが京都で開幕した。59年ぶりとなる歴史的な女子プロリーグの復活となる。記念すべき女子プロ野球リーグの開幕戦を見ようと、試合前から長蛇の列ができた。観客は、「楽しみで、ずっと待ってた」、「今まで、男の人のプロ野球の方を見てますからね。女子プロは、どんなんかなと思って」などと話した。リーグには、「京都アストドリームス」と「兵庫スイングスマイリーズ」の2チームが参加している。野球に夢を託す女子選手が、全国から集結した。選手の年俸は200万円とまだまだ少ないが、全員が同じ寮で共同生活を送るなど、野球に打ち込む環境は整っている。京都アストドリームスの大倉三佳選手は、「やっぱり、やりたいことやれるっていうのは、そんな幸せなことないから」と話した。また球団のサポートで、選手たちは全員専門学校に入学している。現役引退後も指導者を目指し、専門的な知識を学んでいる。キャンプ、オープン戦を経て、ついにたどり着いた開幕の日。59年ぶりに、女子プロ野球リーグが復活した。京都アストドリームスの梅本由紀選手は、「女子野球ならではの元気であったりだとか、そういうメリハリの部分を見てほしいなと思います」と話した。兵庫スイングスマイリーズの川保麻弥選手は、「歴史的な1試合目なので、絶対に勝ちたいと思います」と話した。試合は、男子に負けないスピーディーなプレーの連続。気迫あふれるヘッドスライディングや、華麗なグラブさばきから流れるようなダブルプレー。盗塁も簡単には許さない。試合はエース・小西美加投手の好投が光り、兵庫スイングスマイリーズが8 - 0で完封勝利、開幕戦を制した。観客は、「男子のプロ野球より、元気があっていいと思います」、「レベル高くて、びっくりしましたね。お客さんもすごく増えてきたんで、盛り上がるんじゃないかなと」などと話した。試合後、選手たちは、多くのファンに囲まれた。