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東日本大震災　津波被害を受けた岩手・大槌町の病院が仮設診療所に移り再スタート 東日本大震災で被災し、神社の敷地内で診療を続けていた岩手・大槌町の病院が27日、仮設の診療所に移り、再スタートした。県立大槌病院は、津波が2階まで押し寄せ、職員や患者130人は無事だったが、レントゲンやCT(コンピューター断層撮影装置)などの機材がすべて使えなくなった。このため、地域のコミュニティーセンターを借りて診療を続けていたが、設備は不十分なものだった。県立大槌病院の岩田千尋院長は「通信機器がここ全然ない。電話がだめだから。ベッドもついてないしね。だから(移転で)ずいぶん変わる」と語った。そして26日、職員総出で設備が整った診療所への引っ越し作業が行われ、27日、開業の日を迎えた。患者は、「ちょっと安心だな。薬全然飲んでないから」、「前から知ってる先生方がいるから、看護師さんもね。だから楽、気持ちが楽ね」と語った。新生大槌病院は、33人の医療スタッフで、地域の重要な拠点病院として再スタートを切った。 Channel: FNN News Category: News Video Length: 0 Date Found: June 27, 2011 Date Produced: View Count: 0