アメリカ大リーグ、ピッツバーグ・パイレーツに移籍した岩村明憲選手(30)が、大リーガー初のお遍路さんとして、四国八十八カ所めぐりをスタートさせた。午前7時、徳島・霊山寺で、岩村選手の四国八十八カ所巡りの旅がスタートした。岩村選手はまず、きちんと作法通り、手と口をお清めした。何から何まで初めてづくしで、慣れないお参りの作法もきっちりと住職さんに教えてもらい、まずは一番札所を無事終了した。岩村選手は「住職さんが横にいて、お手本を示してくれたんでね。八十八カ所回るころには、(自分で)うまくいっているんじゃないですかね」と話した。2009年はけがに泣き、不本意なシーズンとなった。遍路にかけるは「けがのない体」。すべての悪夢を振り払い、いざ来シーズンへ、パイレーツの一員として新たな一歩を踏み出す。岩村選手は「きっかけというか、いい区切りになるんじゃないかなと思います」と話した。八十八カ所すべて回れば願いが成就するといい、年末年始にかけ、7日間で回り終える予定。