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農水省、諫早湾の開門調査費用は最大で1,077億円との試算公表 長崎県の諫早湾干拓事業をめぐり、農林水産省は、堤防の開門調査をした場合の環境への影響を評価したアセスメントの素案を公表した。調査に必要な費用は、最大で1,000億円にのぼる。素案では、初めから全開にする方法、段階的に開門し最終的に全開にする方法、水位や流れの速さを制限して開門するという3つの方法それぞれについての影響と、対策が示されている。事前対策の工事費用は、全開にすると1,077億円にのぼり、制限開門の場合は、水位など制限の程度により、239億円から82億円が必要だと試算している。また、いずれの方法でも、海水が流れ込むことによる営農への影響や、諫早湾での漁に影響するなどの可能性があると指摘している。農水省は今後、2012年度の概算要求を提出する8月下旬までに、一定の方向を示す考えだが、開門に反対する長崎県との調整は難航するとみられる。 Channel: FNN News Category: Business Video Length: 0 Date Found: June 11, 2011 Date Produced: View Count: 0