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「クラウド」を見に行く IBM晴海センターのねらいは?
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「クラウド」を見に行く IBM晴海センターのねらいは?
IT業界で流行する「クラウド」。一体何のことなのか、文字通り「雲をつかむような」概念だ。実物を見れば分かるかもしれないと思いたち、東京・晴海にある日本IBMの「クラウド・コンピューティングセンター」を見に行った。 300平方メートル足らずの部屋に、高さ2mを超える大型エアコンが8台稼動していた。黒いサーバーの筺体が、あちこちに林立する。近づくと冷却ファンの音がすさまじく、会話が聞き取れないほどだ。この部屋に入るまで、二重のIDチェックがあった。IBMの社員でも、入室を許されるのはごく一部という。 「クラウドのデモンストレーション用に使っているのが、このサーバーです」。同センターの井上周一さんが指を差す先には、小さめのパソコン本体ほどの大きさのマシンが4台。その上に置かれたケースには、容量150GBのハードディスクが12個差し込まれている。裏側には電気のコンセントの差し込み口が2カ所。電源を二重にするのは、サーバーの基本らしい。 パソコンがトラブルを起こすと、すぐにリセットして解決を図る私だが、「それが許されないのがサーバーです」と井上さん。24時間・365日動き続けるサーバーには、何よりも安定性が求められる。デュアルコアのCPUを積み、OSはリナックスだという。必要なソフトやデータはすべてサーバー側が用意し、ユーザーはネットワーク経由でサービスを使うというのが、クラウドの基本的な考え方。すべてをサーバーに置くのは不安を感じるが、年中フリーズする自分のパソコンより、プロが管理するサーバーの方が信頼できるかもしれない。 実は、この「クラウド・コンピューティングセンター」というのは、IBM全体のコンピューター検証施設の一部をそう称しているものだ。「一部」といっても、この部屋とあの部屋といった物理的な特定はできない。クラウドの「機能」を果たしている部分を、いわば仮想的に「クラウド・センター」と言っているのだ。サーバーというのは、もともと仮想的なもの。1台のマシンに複数のサーバー機能があったり、複数のマシンが1台のサーバーのように見えている場合もある。このあたりを理解することも、クラウドを知る手がかりの一つらしい。 センターの開設は2008年8月。日本で最初の「クラウド・センター」になった(現在はNECなども開設)。顧客を招き、システムの実証や研修をしてもらうのが...
Video Length: 62
Date Found: July 27, 2010
Date Produced: September 12, 2003
View Count: 1
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