FIFAワールドカップ南アフリカ大会へ向けて、ファンもバックアップ態勢。熱い思いと願いを込めた子どもたちのプロジェクトが始動しました。ワールドカップまであと52日。南アフリカで日本が目指すのは、かつてない高い目標。岡田武史監督は「われわれチームの中では、ベスト4ということに、まったく違和感を持っていないですね」と語った。しかし、2010年に入っても、調子は上がらない。ワールドカップは、もうすぐそこまで来ている。そんな日本代表に熱い思いを届けるべく、子どもたちが強力サポート。現在、セリエAのカターニアでプレーする森本貴幸選手(21)。母校の後輩たちが、先輩に応援メッセージを贈った。20日から始まったこのプロジェクト。ワールドカップ出場が期待される選手たちの母校の子どもたちが、25メートルのプールに相当する巨大な下絵に、ペイントとメッセージを書き入れた。そして完成した全20コマの巨大絵を空港に並べ、出発のとき、選手たちに機内から見てもらおうという壮大な応援企画。選手たちは強力な後押しを受け、決戦の地へ飛び立つ。森本選手は「自分自身はフォワードなので、得点、ゴールを決めることを、もっともっと極めていきたいなと思います」と語った。強化の時間はあとわずか。子どもたちの熱い思いを、指揮官は受け止められるのか。岡田監督は「(選手たちに)いつも言うんです。ワールドカップへ行ってやったんじゃ間に合わないと。今チャレンジしないと。それもJリーグでやらなくても、勝てるかもしれない。Jリーグだったら、シュートを打たせても入らない。でも、(オランダ代表の)シュナイデル選手が打ったら入っちゃうんだと。詰めなきゃいけないんだと」と語った。チームは2010年、3勝2敗2分けで、不満の残る内容が続く。そして、選手選考も大詰めとなり、それでも指揮官に迷いはない。岡田監督は「(選手選考、大変だと思いますが?)『勝つためには、どうしたらいいと思う?』と自分に問いかけて、本当の巣の自分になって、さらっとたぶん決まると思いますね。自分を信じられなかったら、何もできないわけで。その自分を信じて100%やる。命懸けでやりますよ」と語った。ワールドカップメンバーの発表は5月の10日の予定。子どもたちのメッセージを胸に、南アフリカへ旅立つ。そのワールドカップ南アフリカ大会、日本時間20日夕方、決勝戦に使うボールが全世界で同時発表された。