横綱・朝青龍の暴行騒動や貴乃花親方の新理事就任などで注目される大相撲だが、4日午前から、新理事による理事会が始まった。貴乃花親方をはじめ3人が新理事となり、新体制でスタートした日本相撲協会の理事会が、午前11時から始まった。今回の理事会では、まず人事の決定が焦点となるとみられる。一門を離脱しながら当選した貴乃花親方が、どのポストに就くのかが注目されている。一部には、相撲教習所長や九州場所担当部長という声もあるが、審判部長など重要ポストへの大抜てきもあるのかどうか、午後には任命式も行われ、発表されることになる。そして、朝青龍問題については、理事会では、調査委員会からの中間報告が行われ、何らかの話し合いが持たれることになるとみられる。一方、午後3時からは、創設されてから3度目となる臨時の横綱審議委員会が自主開催される。ここでは、朝青龍の暴行騒動についてが議題となる。調査委員会の最終報告書を待たずに行われる4日の臨時会合では、あらためて横綱の品格や騒動を起こした責任について、厳しい意見が出ることが予想される。はたして、4日の理事会と審議委員会が今回の騒動の行方にどのような影響を及ぼすのか、注目される。