18日で2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会は開幕から8日目。日本は第2戦のオランダ戦を19日に控え、ますます盛り上がりを見せています。選手と手をつないで入場する子どもたちは、「エスコートキッズ」と呼ばれる子どもたちですが、19日のオランダ戦には、およそ1万人の応募者の中から選ばれた日本人の子どもたち11人が登場します。「エスコートキッズ」に選ばれた子どもたちを取材しました。父親は元ナイジェリアのプロサッカー選手というアヤ聖良(しょら)君(6)は、日本で育った。生まれた時からボールといつも一緒で、サッカーが大好きなのは、お父さん譲り。エスコートキッズに決まった時には、とてもはしゃいでいた。母・由佳理さんは、「ワールドカップに出られるっていうだけでもうれしいんですけれども、それがアフリカだっていうのは、やっぱりとってもうれしいです」と話した。ワールドカップが行われるアフリカは父親のふるさと。この巡り合わせに、母親も運命を感じたという。父・モーセスさんは、「日本に来て10年です。聖良にとっては、今回が初めてのアフリカ。すごく楽しみ」と話した。聖良君は、「(決まった時は)うれしくて泣いちゃった」と話した。まだ見たことのないアフリカの地で、聖良君は何を思い、何を感じ取るのか。友達のメッセージを撮影しているのは、森 清志郎君(8)。清志郎君は、半年前に南アフリカに引っ越してしまった親友に会いたくて応募した。毎日一緒にサッカーをしていた親友の勇人君との再会が待ち遠しい清志郎君は、ビデオレターを作って持っていくという。そして、出発前日。聖良君は、「(いよいよだよ、本当、行けるんだよ。いよいよだよ。今の気持ちはどんなんですか?)楽しいー!」と話した。エスコートキッズたちは、17日朝、オランダ戦の開催地ダーバンに到着した。小さな日本代表たちの大きな夢が、選手たちを勝利へと導く力となる。