大相撲春場所で2場所ぶり13度目の優勝を果たした横綱・白鵬が、一夜明け会見を行った。そして、関脇・把瑠都は、事実上の大関昇進を決めた。白鵬は「今場所こそ、自分が頑張らないといけないという、そういう責任がありましたね。もし今場所で、先場所のような悪い成績だったら、何か言われるんじゃないかなという、そういう責任はありましたね」と話した。1人横綱として迎えた春場所で、圧倒的な強さを見せた白鵬は、他をまったく寄せつけず、5度目の全勝優勝でその責任を果たした。ライバルだった元横綱・朝青龍が土俵を去り、大相撲は新しい時代へ。まだ25歳の白鵬が、大横綱へ向け歩み出した。白鵬は「本当に勉強になった場所になりましたし、これからもこれを生かしていきたいなという、新たな気持ちになりましたね」と話した。そして、「大関・把瑠都」誕生が決定的となった。28日の千秋楽で琴光喜を倒すなど、4大関すべてを倒し、14勝1敗で春場所を終えた関脇・把瑠都。31日に行われる夏場所の番付編成会議と理事会で、エストニア初の大関昇進が正式に決まる予定。