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北海道の富士 阿寒富士
阿寒富士 1476メートル■母に寄り添うように いつも噴煙を上げて、怒りっぽいお母さん(雌阿寒岳)にそっと寄り添うようにたたずむ子ども。 そんな表現が似合いそうな阿寒富士。円錐(えんすい)形をした阿寒の山ということで、自然とその名が付いたという。 山は釧路、足寄、白糠の3市町にまたがる。登山コースは主なもので三つあり、中でも足寄町側の雌阿寒温泉脇のコースが短く、見晴らしもいいことから人気だ。 ▲ ▲ アカエゾマツの森を抜け、ハイマツ帯を出ると、約2時間後には雌阿寒岳との分岐点に達し、足元の悪い砂利をジグザグとたどっていく。 高さは1476メートル。1499メートルの雌阿寒岳に見劣りはしないが、なぜか「あまり登る人はいない」と話すのは、足寄側の登山口で父の代から数えて56年間、ユースホステルを営む野中俊次さん(68)。隣にある「日本百名山」の雌阿寒岳が有名で、そのついでに登るせいなのか。あるいは「雌阿寒にないもの、三角点を見に行く人ぐらいじゃないかな」と野中さんは冗談まじりに話す。 たしかに雌阿寒岳の山頂からは阿寒湖、雄阿寒岳、山頂部の青沼、赤沼が一望できる。さらには、夏の富士山を上空から見ているかのような阿寒富士を間近に見ることもできてしまう。 しかし、阿寒富士を登り切った人には、その色の変化から「五色沼」と呼ばれるオンネトーの青々とした湖面が待っている。 ▲ ▲ 雌阿寒岳がたびたび繰り返す噴煙活動により、隣の阿寒富士にも立ち入り制限が設けられる。最近では昨年11月、06年3月に水蒸気爆発があり、途中までは登れるが、野中さんは「そのたびに客足が絶えた」と苦笑いする。 そんな阿寒富士も危険な顔を見せることがある。登頂後に眼下の登山道を雲が覆うと、はっきりとした道の跡がないため、道に迷うという。 ふもとの雌阿寒温泉は野中さんの祖父の増次郎さんが開いた民宿「野中温泉」として常連客にはおなじみだ。野中さん一家はまさに山とともに生きている。(戸谷明裕)
Video Length: 26
Date Found: July 27, 2010
Date Produced: September 08, 2012
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