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大地震の予知にプラスイオンやマイナスの電子に注目する研究を取材しました。
大地震の予知にプラスイオンやマイナスの電子に注目する研究を取材しました。
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大地震の予知にプラスイオンやマイナスの電子に注目する研究を取材しました。
「マグニチュード9の巨大地震を予知することができていたら」。地震から逃れられない日本の願いは、かつてなく高まっています。さまざまな試みのうち、「大震災前の大気の中に予兆あり」とする研究を取材しました。神奈川工科大学にある一室。この研究室は、地震予知へつながる前兆現象をとらえるため、猫にナマズと、あらゆるものを対象としてきた。今、研究室が、とりわけ着目しているものが上空にあった。3月11日、マグニチュード9の激しい揺れが襲いかかった。6月9日の会見で、地震調査委員会の阿部勝征委員長は「今回の東日本の大震災のことをかんがみますと、要するに見抜けなかったことがあるのではないかと」と述べた。予知のスペシャリストが敗北を認めた今回の大地震。そんな中、地震予知に携わり17年になる神奈川工科大学の矢田直之准教授は、空に生まれる「プラスイオン」に注目している。神奈川工科大学の矢田直之准教授は「いたるところから、事前(地震前)にラドンガスが放出され、大気イオンの異常が見られたのではないかと」と話した。矢田准教授らの仮説によると、地震発生前、地中には亀裂が生まれ、「ラドン」というガスが放出される。このガスは、大気中に多くのプラスイオンを発生させるという。測定器を使ってこのイオンの数を調べると、はっきりとした特徴が現れるという。長野・松本市で得られたデータでは、2010年12月25日以前のイオンは、1,000〜5,000個ほどだった。しかし、翌日には突然、5万個を超え、この日から3月の震災まで、かなりの量を計測している。矢田准教授は「(観測点は)遠かったんだけれども、(東日本大震災は)これだけの巨大なパワーだったので、こちらでも異常が出てたというふうに判断すべきなのではないですかね」と話した。矢田准教授らのイオン測定器は現在、神奈川・厚木市、石川・金沢市、長野・松本市など、全国で6カ所に設置されている。あいにく東北地方にはなかったが、震源からおよそ450km離れた松本で、3カ月前、予知につながる変化が現れていたことになる。矢田准教授は「今の段階では、(精度は)10%、20%までいってないかなという。1県に1台置くようなことになれば、相当精度は上がると思います」と話した。プラスイオンに注目する一方、「マイナスの電子」に注目する研究者もいる。北海道大学大学院の日置幸介(へき・こうすけ)教授は、「東北の地震の場合は、約40分ほど前から異常...
Channel: FNN News
Category: News
Video Length: 0
Date Found: June 15, 2011
Date Produced:
View Count: 18
 
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