サッカーの日本代表が、FIFAワールドカップのベースキャンプ地となる南アフリカのジョージに到着した。初戦のカメルーン戦に向け、現地入りしてすぐに練習を開始した。ジョージの空港では、地元の人たちが日本代表を熱烈に歓迎した。選手たちは、経由地での入国審査などに手間取り、スイスからおよそ16時間かけて、ベースキャンプ地のジョージに到着した。現地入りして、わずか3時間で練習を開始した日本代表は、到着時に比べると、表情にはリラックスした様子がうかがえた。練習グラウンドは、ラグビー場だったものを、日本代表のためにサッカー用の芝に張り替えたもの。到着後最初の練習は、ボールを使わず軽めのメニューで、およそ1時間にわたり、汗を流した。岡田武史監督は「長い旅だったですけど、素晴らしいグラウンドと素晴らしい環境なんで、満足しています」と話した。川口能活選手は「(選手たちは)ワールドカップに来たという気持ちの高ぶりもあるので、野心が感じられますし。徐々に徐々に、みんなのモチベーションも上がってきていると思います」と話した。日本代表は、ここまで強化試合で4連敗中で、上がらない調子を劇的に変化させることができるのか、最後の仕上げに入った。