サッカーの本場、ヨーロッパで大活躍中の長友佑都選手(24)と本田圭佑選手(24)が、それぞれカップ戦の優勝を手土産に凱旋(がいせん)した。31日、「コッパ・イタリア」優勝のメダルをかじりながら、長友選手が笑顔で帰国した。午前7時すぎにもかかわらず、ファンが出迎え、その1つひとつに、長友選手は丁寧にサインした。一方、日本のエース・本田選手は、貫禄(かんろく)たっぷりに帰国した。長友選手は「元気ですよ! (優勝の)メダル取ったんで。この1年間、本当に1人の人間として、まず成長できたっていう部分があって。それが本当に、サッカー選手としての成長につながったなと感じている」と話した。2011年1月、世界の強豪・インテルへの移籍を果たした長友選手。ゴールしたあとには見せるのは、日本をイメージした「お辞儀パフォーマンス」。これが長友選手の代名詞となり、2点目を取った試合でもお辞儀。そして、30日のコッパ・イタリアでも、優勝の瞬間にお辞儀をした。チームメートとの息もぴったり。これで、ヨーロッパの日本人選手は、今シーズン4つのタイトルを獲得した。ドイツリーグ優勝の香川真司選手(22)。内田篤人選手(23)は、ドイツのカップ戦で優勝し、本田選手はロシアのカップ戦、そして、長友選手のコッパ・イタリアと、この勢いを日本代表に持ち込む。長友選手は「日本代表は、本当に僕の誇りなんでね。自分の経験だったり、若い選手に伝えられるように、しっかり背中で示していきたいです」と話した。その長友選手は、本田選手とともに、31日午後、日本代表に合流した。日本は6月1日、キリンカップでペルーと対戦する。