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内閣不信任案否決 菅首相の退陣発言について、退陣時期をめぐり早くも紛糾
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内閣不信任案否決 菅首相の退陣発言について、退陣時期をめぐり早くも紛糾
菅内閣に対する不信任決議案は2日、反対293、賛成152と、与党側の圧倒的多数で否決された。本会議前、菅首相は鳩山前首相と会談し、その場である覚書が交わされていた。「一、民主党を壊さないこと」、「二、自民党政権に逆戻りさせないこと」などと羅列された確認事項だが、問題は何に向けての確認なのか。鳩山氏は、3つ目の復興基本法の成立、2次補正の早期成立が菅首相が辞める時期だとしている。鳩山氏は「(菅首相は)それを理解すると。すなわち、菅総理との間の確認事項だということを取りましたので」、「復興基本法案は、もうすでに来週にでも上がるということであります。2次補正予算に関しては、これは外務省とも相談する必要がありますが、6月いっぱいぐらいに」と、菅首相の確認を取りつけたとしているが、菅首相は署名を拒否した。菅首相は「新しい社会づくりというものに向かっていく、そういった方向性、そういうものに一定のめどがついた段階という意味で申し上げました」、「そしてわが党には、50代、40代、30代の優れた仲間がたくさんおります。そういう皆さんに責任を移して、そしてがんばっていただきたい」としている。民主党の岡田幹事長は、「辞任? 『復興』のめどがついたらね。合意の条件として、それが書いてあるわけじゃないので」と述べた。これに対し、鳩山氏は「うそです。それは、先方が勝手なうそをついているだけであります。人間、うそをついてはいけません」と憤慨した。しかし、くしくもちょうど1年前の2010年6月2日、当時の鳩山首相は、「総理たるもの、その影響力をそのあと行使しては、行使しすぎてはいけないと、そのように思っています」と、首相辞任後は議員辞職する意向を示していた。しかしその後、「次の衆議院選挙においても、行動を共にさせていただきたい」と述べ、発言を撤回した。つまり辞めるのをやめたと、コロッと態度を翻していた。今回の採決についても、態度が180度変わる議員も少なくなかった。原口前総務相は「私たちが野党の不信任案に1票投じるというのは、断腸の思いです。しかし、100年の悔いを残さないためには、これが今の取りうる最善の手だと」と述べていた。しかし投票後、原口前総務相は「もともと、野党の不信任案に乗るなんていうのは、邪道なんですね。もう、その手はなくなりました」と語った。民主党の渡部恒三最高顧問は、「いや、きのうまでは、おれ、解散になる...
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Date Found: June 03, 2011
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