2010FIFAワールドカップ抽選会から岡田武史監督が帰国し、会見では強気な発言が飛び出した。一方、対戦相手の国々からも、強気な声が聞こえてきている。成田空港に到着した岡田監督は淡々とした表情で、長旅の疲れを見せることもなく、空港をあとにした。ワールドカップの組み合わせ抽選会に臨んだ日本代表の岡田監督が、南アフリカから帰国した。岡田監督の口からは、強気な発言が飛び出した。岡田監督は「われわれにもチャンスがあると思える組み合わせじゃないかと。つけ入るすきが考えられる相手が、少なくとも2つはいるんじゃないかと。はなから2位狙いというつもりはないです」と話した。では、対戦相手国は日本をどう見ているのか。日本が勝てる可能性が最も高い相手とみられている、FIFAランク26位のデンマーク。デンマークの新聞が24ページにもわたって掲載したワールドカップ特集では、「サムライをぶった切る」、「日本の4位は確実」と強気な言葉が並んでいる。続いて、初戦の相手となるFIFAランク11位のカメルーン。カメルーンの人々は「みんなと同じように、予選は楽観視しているよ」、「(日本代表を知っている?)知らない...」と話し、日本のことなど眼中にないようだった。そして、最大の難敵・FIFAランク3位のオランダ。オランダの人々は「カメルーンに勝つのは難しい。日本に勝つのは...簡単かな」と話した。そのオランダで1部リーグ、フェンロの司令塔として活躍するのが、日本代表の本田圭佑選手(23)。本田選手にワールドカップにかける思いを聞くと、「(オランダは)やっぱり日本をなめている部分があるんでね。勝って当たり前みたいな。それがちょっと気に食わないんで、世界中にいい意味でサプライズを起こせたらなと」と話した。そのフェンロのサポーターは、オランダ代表だけでなく、本田選手にもエールを送っている。フェンロのサポーターは「オランダは日本に勝つ! でも、日本はデンマークを下して、決勝に行くだろう。ホンダがいるから簡単さ」と話した。