2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会。日本時間19日夜に行われる、運命のオランダ戦。興奮冷めやらないのは現地・南アフリカだけではありません。熱心なサポーターたちは、早くも応援の準備に余念がありません。一方、敵地オランダも、応援の準備万端、整ったもようです。試合目前の日本とオランダのサポーターの様子を取材しました。パブリックビューイングが行われる国立競技場。キックオフまであと4時間半ある19日午後4時ごろ、すでにこの長蛇の列ができていて、盛り上がっていた。19日夜、パブリックビューイングが行われる東京・国立競技場では、待ちわびたファンたちが早くも列をつくっていた。開場を待つファンは、「もう16時間並んでます」、「勝ちます」などと話した。国立競技場によると、14日のカメルーン戦勝利以降、チケットの売れ行きが急上昇。19日は、3万人の動員が見込まれている。一方、次から次へとやって来る客で大忙しなのが、日本代表のユニホームを販売する「アディダスパフォーマンスセンター渋谷店」。当日、人気商品となるのが、かぶと型のキャップ。キャップについているのぼりには、「日本代表」、「絶対勝利」と書かれているが、ゴールが決まった瞬間、のぼりをひっくり返すと「ゴール」という面になる。まもなく始まる試合に向け、次々とグッズを手に取るサポーターたち。客は、「Tシャツなんですけど、品切れになっていて。(誰のTシャツが欲しかったんですか?)大久保 (嘉人)選手のが」、「早く家に帰って、家事とかを全部こなして、もう、すぐスタンバイできるように。(きょうはわが家は、ブルー一色?)ブルーです。から揚げもブルーにしないといけないですね」などと話した。飛ぶように売れる商品に、店員も大わらわだ。そうした中、試合の臨場感を大迫力で味わおうと今、大人気なのが、プロジェクター。東京・渋谷区のレンタルショップ「ビデオエイペックス渋谷店」の岡谷裕也店長は、「プロジェクターだけでも100件以上のレンタル。大体2倍強ぐらいのご予約はいただいている状態ですね」と話した。客は、「ワールドカップのオランダ戦をみんなで見ながらパーティーをやろうということで。いい試合をしてくれればいいなと思っています」と話した。運命の大一番を前に、サポーターたちの準備は万全なもよう。一方、19日夜の日本戦に勝利して、決勝トーナメント進出を決定づけたいオランダでも、戦いへのボ...