11日から12日にかけて、西日本を中心に大雨のおそれがあり、東日本でも激しい雨が降るとみられていて、土砂災害などに注意が必要となる。活発な梅雨前線の影響で、関東から九州にかけて、11日朝から局地的に激しい雨が降っている。これまで観測された雨量は、1時間あたり、熊本・山都町で78mm、熊本市で54mm、神奈川・箱根町で41.5mmなど、九州を中心に非常に激しい雨が降っている。この雨の影響で、九州新幹線が新玉名 - 熊本間、JR東海道線では富士 - 熱海間で一時、上下線が運転を見合わせるなど影響が出ている。12日午前6時までに予想される雨量は、いずれも多いところで、九州で200mm、四国で150mm、近畿・東海で120mm、関東南部で80mmとなっている。九州では13日にかけ、非常に激しい雨となり、そのほかのところでは、11日の午後から12日にかけてはいったん雨が弱まるが、13日は再び大雨になるおそれがあり、大規模な土砂災害や竜巻などにも警戒が必要となる。