プロ野球・横浜ベイスターズの売却先問題で、TBSと交渉を進めていた「住生活グループ」が交渉を打ち切り、買収を断念することがわかった。横浜ベイスターズの買収交渉を進めていた「住生活グループ」は、球団を保有するTBSホールディングスとの調整を進め、10月中の合意を目指してきた。しかし、住生活グループの溝口和美トステム副社長は「TBSホールディングスさまと、協力的に、精力的に協議を重ねてきました。諸条件が折り合わず、合意に至りませんでした」と述べた。また、TBSホールディングスの財津敬三社長は「これまでに合意に至らず、今回の協議自体を打ち切ることといたしました。引き続き、オーナー企業としての責任を持って、横浜ベイスターズ球団の発展、そして、プロ野球の振興に向けて力を尽くしてまいります」と述べた。来シーズンは、TBSが継続して球団を保有する。この決定に、横浜ベイスターズの加地隆雄球団社長は「このスポーツ文化っていうのはですはね、やっぱり公共の財産であるという認識を、わたし持っておりますので。これからはそういうことを意識しながら、一生懸命努めてまいりたいというふうに思っております」と述べた。