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麹(こうじ)菌などを扱う老舗が、世界をまたにかけるバイオ企業としてきらめいています。
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麹(こうじ)菌などを扱う老舗が、世界をまたにかけるバイオ企業としてきらめいています。
シリーズ企画「きらめきJAPAN」。先週採択された名古屋議定書で大いに注目された「遺伝資源」ですが、日本でも、しっかり息づいていました。古くから日本の食文化を支えてきた麹(こうじ)などの菌を扱う創業100年の老舗が、世界をまたにかけるバイオ企業としてきらめいています。豊かな自然に囲まれ、のどかな田園風景が広がる秋田・大仙市。今もなお、日本の原風景を残している。そこにひっそりとたたずむ白い建物。世界がうらやむ日本の技術が、ここに詰まっている。中には試験管や薬品がずらりと並び、しかも、ほのかに甘い不思議な香りが漂っている。においの正体は「カビ」で、ここは、お酒やみそ、しょうゆなどの発酵食品に欠かせない麹菌を作る、「秋田今野商店」。2010年で、ちょうど創業100年を迎えた老舗企業。社長を務めるのは、今野 宏さん(53)。秋田今野商店の今野 宏社長は「まさに、『もやしもん』の本家本元ではありますけどね」と話した。漫画で一躍有名となった「もやしもん」の語源は、今野さんのような麹菌メーカーのこと。今野社長は「実はこの中には、こういう『アスペルギルス・オリゼー』という麹菌なんですが。日本のお酒からみそから、しょうゆから焼酎から、みりんからね、いろんな日本の発酵食品に、なくてはならない菌ですね、これは」と話した。発酵食品に欠かせない、アスペルギルス・オリゼー。さらに、沖縄の泡盛を作り出す「A.アワモリ」や、九州の焼酎の種となる「A.カワチ」など、秋田今野商店が保有する菌は1万株を超える。期せずして世界は今、資源ウォーズのまっただ中にある。老舗商店が地道に蓄積してきたあまたの菌は、生物資源に名を変え、時代の流れに乗った。そんなある日、評判を聞きつけた韓国の企業が、はるばる今野さんのもとを訪ねてきた。韓国の醸造酒「マッコリ」を製造する会社から、長期保存が利く菌を探してほしいとの依頼を受けた。今野さんは注文を受けると、1万株の菌の中から、客が欲しい特徴を持つ菌を探し出す。その姿はまさに、「菌のソムリエ」といえる。韓国マッコリメーカーは「日本でも有名な、菌をコントロールできる研究所だと話を聞いてですね。そのノウハウを少しでも分けていただきたいなと」と話した。自在に菌を操る今野さんを頼りに、多くの人が会社へとやってくる。今野社長は「(菌の魅力は?)菌はね、超能力を持っているんですよ。(超能力?)どういう能力があるか...
Video Length: 0
Date Found: November 03, 2010
Date Produced:
View Count: 16
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