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直木賞、好きになった?喜びのダブル受賞会見
第142回直木賞(日本文学振興会主催)は15日、佐々木譲さん(59)の「廃墟に乞う」(文芸春秋)と白石一文さん(51)の「ほかならぬ人へ」(祥伝社)に決まった。2人は同日、東京都内で会見した。(アサヒ・コム編集部)■佐々木譲さんの会見 ――31年目の受賞、どんな思い? もうそんなに書いているのか、という気持ち。ようやく「中堅」という呼び方に慣れたところ。改めて「そんなに書いてきたのか」と思う。 数字で考えると長いが、あまり強く意識して書いているわけではない。 ――舞台である北海道に対する思いは? ずっと北海道に暮らしている。自分がいる北海道に素材がたくさんある、という思いで、素材を選んで書いてきた。ほかの作家さんが書かなかった北海道を、エンターテインメントの物書きとして取り上げた。北海道の今の地方都市が抱えている問題をひとつひとつ描こう、という短編集にした。北海道はこれからも取り上げていきたい。 ――受賞が決まった瞬間の感想は? 担当者とワインを飲みながら、旅行の計画をして待っていた。「聞き違いではないか」と担当者に何度も確認した。この場に来て、やっと実感がわいてきた。 ――作品の中で、「組織」にこだわる理由は? 自分の書く北海道警察小説シリーズは、地方公務員小説だという意識がある。確かに警察そのものよりも、組織の中で生きる個人の葛藤(かっとう)を描きたかった。その中で、警察という組織を描くことが一番掘り下げやすいと思った。31年間いろいろ書いてきているので、そこだけにしばられずにいろいろ書きたいが、まだ書き足りないという思いがある。広い意味での「警察小説」を書いていきたいと思う。 ――どんな作品を今後読者に届けたいか? 歴史小説も実は結構書いていて、書き残したことが多い。いちど歴史小説に戻ってみたい。■白石一文さんの会見 ――こみあげる思いがあるのでは? 僕は2回目でもへとへと。父(故白石一郎さん)は相当忍耐強かったんだな、と思う。 ――白石一郎さんが今回の受賞を知ることができれば、どう受け止めたと思うか? 父は僕が小説家になることに反対していた。もし見てくれているなら、賞を取ったことで、安心させてあげられたかなと思う。 ――読者に考えさせるような作品が多い中、今回は恋愛の色が強い いわゆる小説らしい小説を書く機会はこれからないのではないかと思っている。 批判されたとし...
Video Length: 99
Date Found: July 27, 2010
Date Produced: October 01, 2015
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